本当に面白い衝撃どんでん返し映画

ミステリー小説「カラット探偵事務所の事件簿1」感想とネタバレ。最後にちょっとしたどんでん返し展開あり!

一話完結型のミステリー小説「カラット探偵事務所の事件簿1」。

映画化もされた「イニシエーションラブ」を書いた乾くるみさんの小説です。

最後にはちょっとしたどんでん返しといっていいのか、驚きもある平和なミステリー小説。本記事では、「カラット探偵事務所の事件簿1」の感想と最後にどんでん返し部分のネタバレをしています。

小説「カラット探偵事務所の事件簿1」はこんなお話

探偵事務所で働く2人が、依頼人の持ち込むミステリーを調査するという一話完結型の小説です。

全部で6つのお話が収録されています。

6つの謎はざっくり下記のようなもの。

  1. 夫が浮気?相手女性とのメールの謎
  2. 自宅に突き刺さった3本の矢の謎
  3. 3つの和歌が示す謎
  4. 行方がわからない父親の謎
  5. 団地に送り付けられる怪文書の謎
  6. 渋滞で絶対に約束の時間に間に合わないのにどうやって時間通りに到着できた?の謎

上記見てもらえばわかると思いますが、かなり小粒なミステリーを推理していくお話です。

凶悪殺人事件が起こるでもなく、狂気的でサイコパスな人物が登場するなんてものはありません。

ちなみにシリーズもので、2巻もあります。



ちょっとしたどんでん返し小説「カラット探偵事務所の事件簿1」感想

小説「カラット探偵事務所の事件簿1」おすすめ度
面白さ
(3.0)
文章の心地よさ
(5.0)
あっと驚く展開
(2.0)
おすすめ度
(3.0)

率直にいうと、可もなく不可もなくという感想でした。

文章がとても読みやすくてテンポが良いので一気に読めてしまいますが、本当にあっさりとしたミステリー

このあたりは好みですが、私のように複雑で壮大なミステリーが好きな人だと物足りないかも。

身近にあるちょっとしたミステリー+一話完結型なので読み心地は良かったです。

もう少し詳しく感想をつづっていきますね。

誰も不幸にならないミステリー

ミステリー小説というと、殺人事件が起きてそれを捜査するというイメージがありませんか?

ですが「カラット探偵事務所の事件簿1」は全然違って、誰も傷つかないし不幸になりません。

依頼人の小さな謎を爽やかに推理し解決するというもので、とっつきやすいです。

グロテスクな描写もなければゾッとする展開もないので、誰でも安心して読めるのは良いと思いました。

あっさりしているけどミステリーは高度

簡単なミステリーもありますが、中には「こういうものなのか」とついさらっと流したくなってしまうほど難しい謎もあります。

一話完結型のミステリーにしては高度なものがあって、ミステリー小説玄人な人でも楽しめるんじゃないでしょうか。

でも個人的には物足りなかった

ここは好みだと思います。

どちらかというと一話完結型ではなく、ひとつの事件を、それも凶悪で残忍な事件を警察なりそれこそ探偵なりが追っていくようなお話が好きなので、個人的にはそれほどハマリませんでした。

決して面白くないわけではないんです。暇つぶしにちょうど良いという感じです。

本当に好みかなと思います。

どんでん返しだけを求めて読んではいけない

どんでん返し目的だけの方にはおすすめできません。

どんでん返しがメインのお話ではないからです。あくまでも最後のサプライズはおまけ

どんでん返し目的で読むと間違いなくガッカリします!



小説「カラット探偵事務所の事件簿1」どんでん返し部分ネタバレ

注意
ラストのどんでん返し部分をネタバレしています!

小説を読む気はないけれどどんでん返し部分が気になるという人にさらっとネタバレします。

主人公は実は女性だった。

それだけです。

なぜそこが驚く部分なのかというと、主人公の心の中の第1人称が「俺」なんです。

だから主人公は男性なのだと想像して読み進めてしまうんですが、最後の最後に主人公の下の名前が判明し、女性であることがわかるのです。

でも、後半とある人物と会話しているときだけ口調が女性っぽくなるため、ここで違和感があるんですね。

まあ、最後まで気づかなかったので後出しにはなりますが笑

小説「カラット探偵事務所の事件簿1」は軽いミステリーが読みたいとき向け

「カラット探偵事務所の事件簿1」は、悪い人も嫌な人も出てこない平和なミステリー小説です。

個人的には暇つぶし程度に読むのにちょうど良いかなくらいの感想でしたが、あまり重たいミステリーはしんどい、さらっと読めるミステリーが好きという人には向いていると感じました。