本当に面白い衝撃どんでん返し映画

【どんでん返しの定番本】推理小説「十角館の殺人」の感想・評価

推理小説家、綾辻行人によるミステリー小説の名作「十角館の殺人」。

1987年出版と古くはありますが、いまだ推理小説の名作として愛されています。

意外な物語の展開も話題になりました。

本記事では、そんな意外性がすごいどんでん返しの決定本「十角館の殺人」の感想・評価を書いていきます。

「十角館の殺人」の感想・評価

十角館の殺人の評価
読みやすさ
(4.0)
面白さ
(4.0)
驚き度
(4.0)
総合評価
(4.0)

気になるところは多々あるものの、誰でも面白く読めるミステリー小説です。

「十角館の殺人」の感想・評価①ストーリーは王道

ざっくりあらすじは下記です。

大学の推理小説研究会メンバーが無人島を訪れる。

目的は、半年前に四重殺人事件が起こった青屋敷跡と十角館という建物を訪れるため。

彼らはその無人島へ1週間滞在しようというのである。

同じころ、かつて会員だった中村千織の事故死に関する怪文書がメンバー宛に届くのだった。

無人島にメンバーが滞在するんですが、そのメンバーが次々に謎の死を遂げる。

犯人はいったい誰なのか。

目的はなんなのか。

という、ミステリーにありがちな王道ストーリーでドキドキします。

複雑な話もないので、小難しいことに頭を悩ませることなくサクサク読んでしまいます。

ただ、出版された年が1987年なので、今読むとその王道さに古くささを感じてしまうかも。

実際私はだいぶ後になって読んだので、よくありそうな設定だなと感じました。

あと、研究会のメンバーがお互いに有名推理小説家の名前をもじったニックネームで呼んでいるところに少しこっぱずかしさがありました。

「十角館の殺人」の感想・評価②ちょっと犯行に無理が・・・

犯人の正体には驚きました。

二重に驚いたので、犯人が判明した瞬間思考停止しました。

声が出ました。

これがどんでん返しです。

・・・ですが、ちょっとやり方がスマートじゃないなと。

まあ島の滞在期間が1週間なのでがんばればできることはないですが。

犯人の正体にも驚きましたが、やっていたことを思うと大変だったなと。そっちの驚きもありました。

「十角館の殺人」の感想・評価③犯行動機に納得がいかない

これが一番「十角館の殺人」で納得いきませんでした。

あまりにも身勝手というか、被害妄想甚だしいというか。

それなら、いっそ犯行に至るに足りるなと思ってしまうほどとんでもない理由があるとか、思いっきり犯人がサイコパスな人物だからとか。

そういう背景がほしかったですね。

中村千織が死亡したのって急性アルコール中毒によるものなんですよね。

その事故が起きた飲み会が悪質なものであればヴァンの気持ちもわかります。

ただ描写がないので普通に読んだ印象としては、中村千織は誰のせいでもなく運悪く亡くなってしまったというイメージでした。

なのでそれをほかのメンバーが殺した!と思い込んでかたき討ちするのは腑に落ちませんでした。

「十角館の殺人」の感想・評価④ぶっちゃけあやしかった

正直犯人の正体に驚いたのですが、個人的にはあやしいと感じてました。

結構、この人をあやしいと思う人は多いんじゃないかなと思います。

とはいえ本当のどんでん返しにあたる部分は、犯人が誰かというところよりも、こうやって計画を進めていたのかというところ。

驚きましたね。

この「えっ?」とフリーズしてしまう体験を求めてどんでん返し系の本は読みたくなってしまうんですよね。

「十角館の殺人」はどんでん返しの名作小説

以上、「十角館の殺人」の感想・評価でした。

率直にいえば犯行方法や動機にはうーんと思ってしまうのですが、意外性はすごいです。

やっぱりほかのどんでん返し系と同じく、再度読んで確かめたくなりますね。

ミステリー好き&どんでん返しが読みたい人にはおすすめできる小説です。